テラヘルツはパーキンソン病にいい?「神経に働きかける」と言われる理由を科学的に調べてみた


「テラヘルツがパーキンソン病にいい」

そんな話を聞いたことはありませんか?

「本当に?」
「ただの健康グッズじゃないの?」
「そもそも、テラヘルツと脳や神経に何の関係があるの?」

実は、この話。

単なる都市伝説として片づけるのは、ちょっと早いんです。

テラヘルツ波と神経系の関係については、すでに科学論文が存在します。

しかも研究対象は、単なる「身体が温まる」といった話ではありません。

神経細胞の膜、遺伝子発現、サイトカイン、神経活動、神経伝達物質。

こうした、かなり深い領域まで研究が進んでいます。

では、パーキンソン病とは本当に関係があるのでしょうか?

そもそも「テラヘルツ」って何?

テラヘルツは電磁波の一領域です。

一般的には、マイクロ波と赤外線の間に位置する周波数帯として説明されます。

そして近年、この領域の電磁波が生体にどのように作用するのかが研究されています。

ここがテラヘルツの面白いところ。

単なる「温める」という話だけではなく、

細胞や分子レベルでの相互作用

まで研究されているのです。

テラヘルツは神経に影響する?研究では何が分かっている?

ここからが本題です。

2022年に発表されたレビューでは、テラヘルツ波が神経系に及ぼす生物学的影響について整理されています。

そこでは、テラヘルツ波が条件によって神経細胞の膜構造、遺伝子発現、サイトカインなどに影響する可能性が研究されています。[oai_citation:1‡PubMed](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34977497/?utm_source=chatgpt.com)

さらに2023年のレビューでは、テラヘルツを利用したニューロモジュレーション(神経活動の調節)について研究が整理されています。

つまり、

「テラヘルツ」と「神経」

この2つは、すでに科学研究のテーマになっています。

「そんな研究、本当にあるの?」

と思った方は、PubMedなどの医学・生命科学論文データベースで確認することもできます。

そして「パーキンソン病」との接点

パーキンソン病は、脳内の神経細胞、とくにドーパミンを作る神経細胞の障害が深く関係する神経変性疾患です。

そのため、パーキンソン病研究では、

  • 神経細胞をどう守るか
  • 神経炎症をどう考えるか
  • 神経伝達をどう調整するか
  • 神経ネットワークの異常をどう改善するか

といったテーマが重要になります。

そして、ここに電磁刺激や光刺激などの「非侵襲的な物理刺激」が研究対象として入ってきています。

実際、パーキンソン病に対する電磁気的な治療研究をまとめたレビューも存在します。[oai_citation:2‡PubMed](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26347217/?utm_source=chatgpt.com)

さらに興味深い「テラヘルツ×神経伝達物質」の研究

2025年には、さらに興味深い研究が報告されています。

研究では、特定のテラヘルツ周波数を使って、神経伝達物質と受容体との相互作用に影響を与える可能性が検討されました。

研究者らは、44.5THzの電磁刺激によって、ドーパミン関連の分子相互作用に変化が生じる可能性を理論・実験的に検討しています。[oai_citation:3‡PubMed](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40242518/?utm_source=chatgpt.com)

ここは、かなり興味深いところです。

パーキンソン病と深く関係するドーパミン。

そして、その神経伝達に関係する分子とテラヘルツの相互作用。

こうした研究が実際に始まっているのです。

もちろん、これは「テラヘルツを当てればパーキンソン病が治る」という話ではありません。

この研究は分子レベルの研究であり、臨床治療とは別の段階です。

しかし、

「テラヘルツと神経なんて関係ない」

とも言い切れなくなってきている。

なぜ今、テラヘルツが注目されているのか?

テラヘルツ研究が面白いのは、研究対象がどんどん広がっていることです。

生体分子。

細胞。

神経細胞。

神経伝達。

そして神経系そのもの。

2024年の研究でも、テラヘルツによって神経細胞の形態や動態が変化する可能性が検討されています。

一方で研究者は、周波数・エネルギー・照射時間などによって作用が変わること、そして神経系との相互作用についてはまだ解明されていない部分が多いことも指摘しています。[oai_citation:4‡PubMed](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38539667/?utm_source=chatgpt.com)


つまり、テラヘルツは「完成した技術」ではなく「研究が進んでいる技術」。

だからこそ、今後の研究が面白いのです。

では、パーキンソン病の人がテラヘルツを使ってもいい?

ここは非常に重要です。

現在、パーキンソン病の標準的な治療では、症状に応じて薬物療法やリハビリテーションなどが行われています。

例えばNICEのガイドラインでは、日常生活に影響する運動症状がある早期パーキンソン病に対してレボドパを推奨しています。[oai_citation:5‡ナイス](https://www.nice.org.uk/guidance/ng71/chapter/Recommendations)

したがって、テラヘルツを現在の治療の代わりにするという考え方ではありません。

むしろ今後、

「どの周波数なら?」

「どの程度の強さなら?」

「どのくらいの時間なら?」

「どんな神経機能に作用する?」

「人間ではどんな変化が起こる?」

こうした研究が積み重なっていくことが重要です。

「テラヘルツは怪しい」と思っている人へ

正直に言います。

怪しい商品はあります。

テラヘルツという言葉を使えば、何でも科学的に証明されたように見せられるわけではありません。

しかし、それとテラヘルツという研究領域そのものは別の話です。

神経系への作用を研究した論文があり、

神経調節への応用を研究した論文があり、

さらに神経伝達物質との分子レベルの相互作用まで研究されています。

だから私は、

「怪しい」の一言で終わらせるのは
もったいないと思っています。

40代からの健康と「新しいテクノロジー」

40代を過ぎると、疲れやすさ、睡眠、身体のこわばり、運動不足など、これまでとは違う身体の変化を感じる人も少なくありません。

だからこそ、これからの健康は、

「昔ながらの方法だけ」

でもなく、

「怪しいから全部拒否」

でもない。

科学研究がどこまで進んでいるのかを知ったうえで、自分に必要かを考える。

私は、この姿勢が大切だと思っています。

まとめ|テラヘルツとパーキンソン病の関係

現時点で、テラヘルツをパーキンソン病の確立した治療法とすることはできません。

しかし、テラヘルツと神経系については、すでに複数の研究が存在します。

神経細胞の膜や遺伝子発現、サイトカイン、神経活動、さらに神経伝達物質との相互作用まで研究対象になっています。[oai_citation:6‡PubMed](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34977497/?utm_source=chatgpt.com)

つまり、

「ただの怪しい健康グッズ」

と切り捨てるのも早い。

「これでパーキンソン病が治る」

と断言するのも早い。

今まさに研究が進んでいる。
だからこそ、知っておく価値があります。

40代からの美容と健康は、
「なんとなく」ではなく
「知ってから選ぶ」。

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※この記事は健康情報の提供を目的としたもので、パーキンソン病の診断・治療を目的としたものではありません。現在治療を受けている方は、自己判断で服薬や治療を中止・変更せず、医療専門家にご相談ください。